先週から始まったシンケンジャーが面白くて困る。
最近戦隊物は見てなかったんだが、性格が色々と変わってるのが多くなってるのかね。
レッドがブラックっぽい性格で、ブルーがイエローっぽい性格に見えるよ。
とりあえずブルーのウザさ加減に笑えるw オススメ。
例大祭まで二週間を切りましたので、そろそろ情報を公開していこうかと思います。
つ-27b まななか夢
恐らく新刊の東方野球Ⅱが出る予定です。既刊も少部数持って行きます。
とりあえず序盤のサンプルあげておきますね。自分を追い込むために(ぇー
博麗神社――それは幻想郷の端っこにポツンと佇む霊夢の住居である。
神社であるのに妖怪の溜まり場となっているせいで、人間の参拝客はほとんど訪れない。
社殿の前に置かれた賽銭箱は、本来の役割を果たせず風化していた。そんな現状を打開しようと霊夢は頭を捻って、
「あっつー……」
いるわけもなく、縁側で非常にだらしない格好をしてヘバっていた。
真夏の猛暑により顔には大量の汗が吹き出ており、少しでも涼しくしようと団扇で上着の下や、胡座をかいた股下や、胸のサラシが見えるほど開かれた腋から風を送り込んでいる。
その姿は年頃の少女ではなく、最早ただのオッサンであった。
彼女のファンがこの場にいたら卒倒物だ。一人だからやっているのだと思われるかも知れないが、たとえ他人が居ようとも彼女ならやるだろう。
認めたくないものである。
霊夢は団扇を扇ぎつつ、脇に置いていた麦茶の入ったコップを手に取る。
持ってきた時は氷が入ってキンキンに冷えていたのだが、連日続く記録的猛暑の前に敢えなく融解したらしい。
「このまま飲むか。それとも氷を入れに行くか……」
つまらない二択で霊夢がうんうん唸っていると、玄関の方から声がした。
「ごめんくださーい」
声は幼さを感じさせる少女のものだった。蝉の声が煩く、知り合いかどうかか判別するのは難しい。
普通なら玄関に出向く所だが、暑すぎて動くのも億劫な霊夢は無視することにした。
もし玄関の方に台所があれば、氷を入れるついでに応対してもよかったのだが、生憎なことに台所は真逆の方向であった。
(ごめんなさい、名も知らぬ来客。恨むならこの家の間取りを恨んで)
せめてもの手向けにと、霊夢は来客者によって与えられそうになった「台所へ向かう」という選択肢をとってあげることにした。
手向けでもなんでもないことは気にしてはいけない。台所へ向かっている間にも玄関を叩く音が絶えず続いていたが、誰も応対に出ないと分かれば帰るだろう。
台所についた霊夢は壁際に置いてある冷蔵庫――香霖堂提供――に近寄る。
冷蔵庫には上下二つの扉がついており、上の段に氷塊をいれ、下の段のものを冷やす構造になっていた。わざわざ氷を調達しに行くのは面倒だが、意外にも一度入れると四、五日は持つ程度の保冷効果を持つ。
これにより腐りやすいなまもの生物を通常より長い間、保存しておくことが出来るようになった。
しかし如何せん芳しくない食糧事情の博麗神社。この文明の利器もただの氷を保存させる箱としての利用しかされていなかった。
ある意味、資源の無駄遣いである。
そんな事を知る由もなく、霊夢は冷蔵庫を開いた。中では底面に水滴を垂らしながらも、いまだかなりの大きさを誇る氷塊が鎮座している。
それを冷蔵庫の上に置いておいた金槌で叩き、砕けた氷をコップに入れて縁側へ戻った。
冷えた麦茶を飲みつつ縁側まで戻り腰を下ろした丁度その時、玄関の方向から足音が聞こえた。
どうやら先程の来客者が痺れを切らして、こちらまで様子を見に来るらしい。
だったら最初から庭の方に来ればいいものを、と霊夢は考えたがそこでおや、と頭を捻る。
(ここにくる知り合いに今まで玄関をノックする殊勝な輩なんていたかしら?)
この博麗神社、神社という名の割には人間の参拝客などほとんど来ない。
逆に妖怪達の溜まり場になっている有様である。元来自分勝手な者が多い妖怪達。
ノックなんて面倒な行為はせず、ずかずかと勝手に上がりこんでくるのがほとんどだった。
そもそも大概は空を飛べる妖怪達は、空から庭に直接降りてくる方が多いのである。
村人が妖怪退治でも依頼しに来たのかと思ったが、それなら不在と分かった時点で帰るだろう。
少なくとも在宅の確認をするために庭に来るなんて不躾なことはしない。
つまり来客者は霊夢がよく居留守を使うことを知っている程度には仲の良い人物となる。
それに玄関をノックするような奴という条件を足すと該当者は一気に減る。ほとんどいないと言っても過言ではない。だから霊夢は首を捻った。
(んー、咲夜は意外とこういうのは適当だし、慧音は確か今日は魔理沙の所で野球の練習があるはずだし……)
来客者の想像がつかずあれこれ考えているうちに、その人物は庭へと姿を現した。
「あー、あんたか」
その容貌を見て霊夢は納得の表情を見せた。確かに彼女なら先程の条件にも当て嵌まる。
「人の顔を見ていきなり『あー』ですか。失礼にも程がありますね」
むすっと眉に皺を寄せて不機嫌を表した来客者の正体は、妖怪の山の神社の風祝――東風谷早苗だった。
霊夢と違い白と青を基調とし、肩と腋を露出した巫女装束を纏い、腰まで伸びる緑髪はキラキラと光って風に靡いている。
顔は幼さを残しながらも大人びた雰囲気を醸し出し、出るとこは出て、引っ込むところは引っ込んでいるスタイルのため、同年代の霊夢より遥かに年上に見えた。
そんな早苗を少し羨ましく思っていた霊夢だったが、表面上には出さずに彼女と付き合っていた。
最も、早苗の方はそんなこと関係なしに、霊夢を一方的にライバル視していたりする。
元々早苗が仕える神社――守矢神社は幻想郷の外にあった神社である。
しかし外の世界で神様の存在を信じるものが少なくなり、信仰の力が減少して守矢の神様が消える一歩寸前までになってしまった。
そこで目を付けたのが幻想郷である。忘れられた存在が集う世界でなら、神の信仰を集められると考えたのだ。
そしてあわよくば幻想郷の信仰を一手に集め、幻想郷乗っ取り計画まで企んでいた程である。
しかし幻想郷唯一の神社――博麗神社に業務停止命令を宣告しに来たことが運の尽き、異変を感じた霊夢は守矢神社の野望を未然に防いだのである。
その際に守矢の一員として止めに出た早苗を、霊夢は完膚なきまでにボコボコにした。
それはもう、ぐぅの音も出ない程に。その後も地霊騒ぎの元凶としてボコった。今度は会話中に。
そんなこんなで神社に仕えるという共通点を持ちながらも、二人の仲はそれほどいいとは言えなかった。
「そっちから来るなんて珍しいわね。何か用なの?」
「……えぇ。今日はとっても大事な大事な用なのです」
どう考えても友好的な用ではなさそうだった。不敵な笑みを浮かべる早苗に対し、霊夢は面倒臭そうに欠伸をする。
それを見て早苗は頬を引き攣らせたが、すぐに余裕の表情に戻った。
「そ、そんな余裕な態度もここまでですよ」
「はいはい。で、何? また弾幕ごっこ?」
幻想郷の少女の決闘方法と言えば弾幕ごっこである。お互いに弾幕を形成し、それを避けあう戦いだ。
霊夢と早苗も偶にやっている。戦跡は霊夢が圧倒していて、実に九割を超える勝率を誇っていた。
てっきり今日も弾幕ごっこを挑みに来たと思っていた霊夢だが、早苗は首を振って否定し袖から何かを取り出す。
「今日は、これですよ」
早苗は右手に持った野球ボールを霊夢に見せ付ける。それを見た霊夢は目を丸くして驚いた。こいつ、袖を収納スペース代わりにしてやがる、と。
そんな心中を知らない早苗は、霊夢の驚きを何か勘違いして気を良くした。そして言葉を続ける。
「ふっふっふ。私もようやく幻想郷というものが分かってきました。今は野球が幻想郷のスタンダード! つまりこれが新たな弾幕ごっこのルールなのですね!」
色々と勘違いして早口で捲くし立てる早苗を、霊夢は冷めた目線で見つめる。
少し前に目の前の人間から似たような台詞を聞いた気がしたが、思い出そうとすると何故か爆発音のノイズが入るので考えるのを止めた。
思い出すほど大したことではないということだろう。
「野球ねぇ」
幻想郷に野球ブームを巻き起こした一因である霊夢だが、今も野球に熱中している魔理沙と違って、霊夢は最初の勝負以降、ほとんど野球用具に触っていなかった。
何度か他のチームに混じって試合に参加してみたが、魔理沙と戦った時のように燃えてこない。
(こういうのを燃え尽き症候群とでも言うのかしらね)
年不相応なことを考えながら霊夢は空を見上げる。向こうの方から夏特有の入道雲が流れてきていた。
これはもうすぐ雨が降るかもしれない。霊夢は干している洗濯物が心配になってきた。
早苗は「やるんですか? やらないんですか?」と結論を催促してくる。
こんな猛暑の中でやるのは面倒だったが、勝負を受けないと早苗は帰りそうになかった。洗濯物もさっさと取り込みたい。
だからさっさと終わらせようと霊夢は腰を上げた。
「仕方ないわね。お望み通りやってあげるわよ」
雨雲の足は速い。雨が降るまで時間はなさそうだった。
来週辺りにもサンプルをあげます。
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サンプルアップ乙!
今回も面白そうだが、気になることが一つ。
レミリアは出るのかなw
後、俺も早苗さんが野球やる4コマを描こうと(ry
まぁそれはどうでも良いですよね。
まずは復活おめでとうございます!
そしてわざわざご報告ありがとうございました。
いよいよ例大祭ですね!
新作も着々と出来上がっているようで期待しております。
また何とか購入したいところですな。
復活おめでとうございます。
気付くとサイトが消えており、
本当に心配しておりましたが、ようやく発見しましたw(遅)
例大祭は行けないのですが、
同人委託はするのでしょうか?
>NATA
コメント乙!
レミ……リ……アだと! 出ないが期待されてては出ないとは言えないな。出ないけど(ぇー
早苗さんはオールスターカップで割ったガラスを弁償してきてくださいw
>ランジェロさん
とりあえず若島津のFW転向には特に異論はありませんでした。
ただ転向した直後の試合だけ活躍して、少ししたら全くの役立たずと化していたのは気のせいですか(ぇー
どうでもいいが森崎もいいけど、若林をどうにかして活躍させるべきだと思う。やべっちFCに出てる場合じゃねえぞ陽一は。
関東在住のランジェロさんは例大祭くるのかな? かな?
>視聴者Aさん
ありがとうございます。
サイトは急遽消したので、移転の連絡が出来なかったのは不味かったですね。
移転を宣伝してくれたNATA氏に感謝!
新刊は一応委託予定ですが、どうも遅れそうな予感。上手くいって3月下旬頃になりそうです。